カウンセラーいーちんのブログ

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あなたはアダルトチルドレンなのかそうでないのか

こんにちは、いーちんです。

 

 

アダルトチルドレンって知ってますか?

直訳すると「大人子ども」ですが、

 

「ほらー、わたしって大人の割に子どもっぽいところあるじゃない?彼はそんなわたしのアダルトチルドレン的なとこが好きなんだって」

 

って意味ではありません。

ちょっとご説明しますね。

 

  • アダルトチルドレンとは?
  • 自分はアダルトチルドレンなのかそうでないのか?
  • なにをもってアダルトチルドレンとするのか

 

アダルトチルドレンとは?

アダルトチルドレン(Adult Children)とは、「機能不全家庭で育ったことにより、成人してもなお内心的なトラウマを持つ」という考え方、現象、または人のことを指す。頭文字を取り、単にACともいう。(wikipedeiaより引用)

 

というものです。

 

「機能不全家庭」とは「家庭内に対立や不法行為、身体的虐待、性的虐待、心理的虐待、ネグレクト等が恒常的に存在する家庭」(Wikipediaより引用)のことで、トラウマを子どもに植え付ける可能性の高い家庭のこと。

 

そんなアダルトチルドレンの特徴としては、

  • 完璧主義
  • 対人関係が苦手
  • 自尊心が著しく低い
  • 各種の依存症

などが挙げられます。

 

なので、アダルトチルドレンの大人は、実社会で一種の生きづらさを感じて生きているのです。

 

自分はアダルトチルドレンなのかそうでないのか? 

じゃあ、世間で生きづらさを感じている自分は、アダルトチルドレンなのか!?

そう思う人もいるかと思います。

 

「オレ、昔虐待受けたことあるなぁ」

「わたしの家は、いつも両親がケンカしてたわ」

 

なんて人で、現に大人になっても生きづらさを感じていると、自分はアダルトチルドレンなのかもしれない、と思うかもしれません。

 

どこかハッキリしませんね。

 

なぜハッキリしないかと言うと、

 

・自分がアダルトチルドレンなのかどうか

・自分の家が機能不全家庭だったかどうか

 

というのは、程度の問題であり、グラデーションのようになっているからです。境目がないんですね。

ですし、「機能不全家庭かどうか」と考えても、家庭というのはなかなか比較するサンプルが少ないので、自分の家庭が機能不全かどうかわかりづらい、というのもあります。

 

だから、

 

「オレ、昔虐待うけたことあるなぁ」→体罰かもしれません

「わたしの家は、いつも両親がケンカしてたわ」→すぐに仲直りするタイプの両親だったかもしれません

 

と、一般的には区別できないんです。

 

なので、自身がアダルトチルドレンだと誰が見てもわかるくらいの人でも、本人はそれに気づいていないケースも多々あるはずなんです。

 

 

なにをもってアダルトチルドレンとするのか

じゃあ、なにを基準にしたらいいのか。

 

それは、

あなた自身がそう思ったらアダルトチルドレンである

ということです。

 

ぼくはこれがいいと思っています。

 

アダルトチルドレンは、日本各地、世界各地で自助グループという組織をつくって活動しています。

 

こういうと宗教団体のようですが…汗

 

確かに、そもそもアダルトチルドレンという概念がアメリカ発祥なので、実際の自助グループの運営方法や会の進行方法も、アメリカ式というか、キリスト教が大きく影響しています。

 

そして、その会に参加してしばらくすると、参加者も考え方がバラバラだと気づきます。

 

自分がアダルトチルドレンだから参加している人。

自分はアダルトチルドレンだと思えないけど、参加したくて参加してる人。

自分がアダルトチルドレンかどうかわからない人。

 

なので、自分で決めたらいいのです。

 

それに、必ずしも自分がアダルトチルドレンである必要はないわけなんで。

 

そう思わなくても、普段の生活が送れていたら、まったく問題ないじゃないですか。

 

だから、自分がアダルトチルドレンだと思うことで、気持ちが楽になったり、生活しやすくなるなら、そう思えばいいだけのことです。

 

 

もし気になる方は、各地にあるアダルトチルドレンの自助グループに参加してみてはいかがでしょうか。

日本人からすると怪しさ満点かもしれませんが、アメリカではそこまで怪しいものでもないみたいですよ。

映画「ファイト・クラブ」でも、自助グループが開催されているシーンが出てくるぐらいですから。