カウンセラーいーちんのブログ

恋愛体験談、家族、コミュニケーション、毒親、アダルトチルドレン、うつ…etc.

【仕事】自分で決めなければ、誰かに自分の人生を決められてしまうことになる

こんにちは、いーちんです。

 

タイトルの文句は、

映画『it それが見えたら、終わり』の中のセリフです。

少年が牛を屠殺するのを躊躇しているところに、

親戚のおじさんがやってきて少年に言ったセリフです。

 

この映画は、恐怖心や不安感とたたかう少年たちの話、とぼくは解釈していて、

とっても学ぶことが多い映画だったんですが。

このセリフが一番印象に残っているんです。

というのも、ぼくにとって耳が痛い文句なんですよね。

 

 

  • 自分で決めなかったので、誰かに自分の人生を決められてしまったときのこと
  • 企業で働くことにはこれがとても当てはまる
  • 大切なのは優先順位

 

自分で決めなかったので、誰かに自分の人生を決められてしまったときのこと

 

ぼくはほんとうに優柔不断なんです。

なので、自分で決められないことがほんとうに多い。

 

例えば。

20代の頃、田舎にIターンして、ある職場で働いて2年が経ちました。

そろそろ翌年の身の振り方を決めなければならない時期。

でも、やっぱりぼくは決められない。

東京に帰るのか、田舎に残るのか。

どちらにしろ、次はどんな職場で働くのか。

 

そのうち、そのときの上司からある採用試験の情報を与えられました。

とりあえず受けてみると、あら合格。

そのまま次の職場に転職する形となりました。

 

しかし。

これはぼく自身が積極的に選んだものとは言いがたいんですよね。

もちろん、選んだのはぼくなんですが。

自分でいくつもの候補を出して、そこから選んだわけではないですし。

そもそも転職の自分なりの条件を出した上で、それに合致すると思って選んだのとも違いました。

それに、その上司や他の人にとっては、

ぼくがその次の職場で働きながら、以前の職場の手伝いができることがベストだったようなのです。

 

仮に彼らにとってベストだったかはわからないとしても、

少なくとも、田舎での働き方・生活の仕方を、

他の人に決められてしまった、という感覚はぼくの中に残ってしまいました。

 

もっとひどいことになれば、他人に利用されるだけに終わる、ということも起こりえてたと思います。

 

 

企業で働くことにはこれがとても当てはまる

就職、つまり企業で働くことに、この要素はとても当てはまると思っています。

というのも、自身がその企業で働く目的がなくなってしまうと、

企業に利用されるだけの人材になってしまうからです。

 

企業は、それが成長するためには、

社員には給与以上の成果をあげてほしいと期待するものです。

企業自体が成長するには、どうしてもそれは欠かせません。

そうなると、社員はどうしても与えられるものよりも、

企業に与えるもののほうが大きくなる計算になります。

 

だから、なにも目的がない、

つまり社員にとっての給与以外の+αがなにもないと、

社員はマイナスを負っていることになる、とぼくは考えています。

 

それに、目的がなければ、

それにそぐわない要求に対してイエス・ノーが言えません。

例えば、

「昇進して、さらに我が社のためにがんばってほしい」

と言われたときに、

あなたの目的が、会社のために働くことでなく

今後起業するためのスキルアップだとしたら、

この要求は断る可能性がありますよね。

ただし、もし目的がなければ、

その要求にノーと言うのが難しくなります。理由がないので。

ま、要は流されるだけになっちゃうんですよね。

 

ですから、

会社で働くことにおいて、自分の目的、

つまり大切にしたいことを先に決めておく必要があるのです。

 

 

大切なのは優先順位

目的や大切にしたいことを決めておくというのは、言い換えると、

価値観と優先順位をはっきりさせておく、ということです。

 

あなたにとって何が一番重要なのか。

これとあれではどっちが大切なのか。

どちらか捨てなければならないとしたら、どちらを得てどちらを捨てるのか。

 

自分の中で優先順位をあらかじめつけておけば、

仮にまわりから要求されたり、決断を迫られたとしても、

自分でイエスかノーかを決めることができるのです。

 

 

当たり前のようですが、これがなかなか難しく…。

そのために、多くの人たちが、企業に搾取されたとか、

詐欺に騙されたとか、ということになるんだと思うんですね。

 

常日頃から、自分のイエス・ノー、

何が大切かを決めておくようにしておきたいものです。