カウンセラーいーちんのブログ

恋愛体験談、家族、コミュニケーション、毒親、アダルトチルドレン、うつ…etc.

積極的な「逃げ」は「逃げ」ではない

こんにちは、いーちんです。

 

みなさんは、

「絶対できない!」

「絶対イヤだ!」

っていうこと、ありますか?

 

ぼくは、最近ふと思ったんです。

 

「不可能なことって、あってもいいよね」

 

逆に言うと、

ぼくという人間は、

「できない」「不可能」「もう無理」という言葉を、

口に出すことはあまりなかったように思います。

 

いつでも、問題に直面すると、

「自分がなんとかすれば、できないことはない」

と、心の底で思っていました。

まぁ、諦めが悪いんだよね。

 

 

でも、この世にはそうもなんとかいかないこと、

山ほどあるよな、って。

 

こと、他人が関わること。

こと、他人の感情に関わること。

 

自分には無理にでも、

「自分が変わればなんとなかなる!」

と言えても、

他人には、

「おまえが変わればなんとかなる!」

とは言えませんから。

言ったら、さらに問題は悪化しそうです。

 

そう、こと、恋愛の話です。

 

いえ、恋愛だけではないな。

 

職場でもそう。

 

「この職場、もう無理!」

ってときに、

「いや、悪いのは自分だ!自分が変わればなんとかいられる!」

って思う暇あったら、

職場変えた方がうまくいく可能性高いってこともあるから。

 

もちろん、100%そうとは言えません。

 

昔バックパッカーでイスタンブールにいったときのこと。

出会った日本人男性と酒を飲みながら話しました。

 

「イヤなことから逃げると『逃げ癖』がつくからな」

 

そう彼が冷静な口ぶりで言ったのを、

今でも覚えています。

背景には、でっかいムスクの屋根を含む、

トルコの美しい夜景が広がっていましたね。

 

でも、逃げるんじゃないだよね。

積極的に逃げたら、

それはもう「逃げ」ではなくなる。

 

 

流れるよなしなやかさには、

ふんばる力と、諦めて投げ出す力、

そのふたつをバランスよく使い分ける能力が

必須なのだろうな。

 

だから、

ときに勇気をもって、

「もうムリ!」

って投げ出すことも必要なんだ。

 

 

と、ふと思った、

8月1日の夜でした。