恋愛経験あまりない人はゴーゴーバーで恋に落ちてしまう(Sさん①)
Oさんに二度目の告白をする少し前の春。僕は初めての海外一人旅に行きました。所謂バックパッカーってやつです。バックパック一つで一人で旅に出る、貧乏旅です。
最初の行き先はタイ。そこからカンボジア、ベトナム、ラオスを回る、5週間の旅。自分の人生にとって、本当に有意義で楽しく充実した時間を過ごすことができました。それまで柔で狭い世界に行きてきた僕にとっては、毎日刺激に事欠きませんでしたしね。
その中でも一番刺激的だったのは、タイのゴーゴーバーに行ったこと。ゴーゴーバーっていうのは、いわゆる風俗店です。形態としては、アメリカ式で、日本と違うのは、キャバクラのような場所でお店の女の子と「自由恋愛の末に」ホテルに移動してエッチなことをする、という点です。
女の子たちは、お客さんをとろうと積極的に絡んできます。一応マナーもあるのか、一人のお客さんに一人の女の子がつく、というのが暗黙の了解になっていたように思います。
そんなゴーゴーバーに、僕は旅先で出会ったある男性とふたりで行きました。ナナプラザという、建物一つにゴーゴーバーがたくさん入っている場所です。
いくつかの店を見てまわって、最後の店で出会ったのがSさんでした。
店を出ようとした僕の手を引っ張って引き止めたのが、Sさん。その「引き止められた」という行為で、彼女は僕の心を奪ってしまったのです(←風俗店です)
一種の惚れられ惚れのような感覚でした(←風俗店です)自分の腕を引っ張って引き止めるくらい、僕に一緒にいてほしいと思ってくれていたのだと感じたのです(←風俗店です)
話をすると、彼女は僕の5歳上で、タイ東北部の出身とのこと。将来は美容院を経営したいがために、ゴーゴーバーで働いているとのこと。田舎には貧しい家族が待っているから、仕送りもしないといけないとのこと。
この話を聞いて、僕はとってもカルチャーショックを受けてしまったんですね。「なんでこんな若い女の子が身体を売ってまでしてお金を稼がなければならないのか」と。
まぁ、今思えば、それは彼らの意志であり、自由なので。全員が全員致し方ない理由でそうしているかは、僕にはわからないんですが。
恋愛の経験乏しく、世間知らずの僕は、情にほだされ、且つかわいいSさんに一目惚れ的になってしまい、ハマっていくのでした。
僕の恋愛メモ
恋愛経験の乏しい男性は、
ゴーゴーバーに気をつけよう!
…もちろん純愛の末に結婚したような人たちも
いるはずだけど