田舎暮らしを始める前に心配していたこと3選
こんにちは、いーちんです。
ぼくは東京から27歳のときにとある田舎県に移住し、
5年間住んでいました。
東京という日本一の、世界有数の都会から、
日本の3本の指に入る高齢化率の地域に移住する、ということで、
心配していたこともいくつかありました。
そのうちの3つについて、実情もまじえてご紹介します。
①二度と都会に戻ってこれないのではないか!?
②やりたい仕事の市場がないのではないか!?
③給料が安過ぎるのではないか!?
①二度と都会に戻ってこれないのではないか!?
東京と田舎を比べると、
どうしても仕事の質が下がる、という印象がありました。
つまり、
田舎でのキャリアは、都会ではあまり評価されないのではないか、
ということです。
わかりやすいのが、例えばデザインの仕事。
田舎にはあまり要求の高い仕事がなさそうなイメージでした。
でも、都会にはクオリティの高い仕事も、
実際の成果物としての広告も街中にたくさんあります。
なので、田舎での数年間は、
都会に戻ることを前提とすると、
不利になるんじゃないか、と考えました。
ですが、実際はそうとも限らないと思います。
結局は、田舎であろうがどこであろうが、
その地で何をしたのか、が重要なので。
東京の会社の採用担当も、
ちゃんとその辺りは見る目を持っている印象です。
実際に、転職時に東京の会社も応募しましたが、
採用されました。
なので、ちゃんと目的をもって田舎に移住すること、
所属した場所でその目的を達成するためにどのように行動したのか、
といったことが、転職時にアピールできさえすれば、
ぼくはあまり問題がないように思います。
②やりたい仕事の市場がないのではないか!?
ぼくがゆくゆくはやりたかった仕事、
それは、メンタルヘルス系のカウンセリングでした。
というわけで、現在は恋愛メールカウンセラーをやっているわけなんですが。
田舎というと、
自然がのどかで、東京に比べてストレスも少なく、
老若男女問わず精神面で健康的に生活していると、
ぼくは思っていたんですね。
だから、カウンセラーのニーズなんてないだろうな、と。
あったとしても、
そもそもの人口が少ないので、市場は小さいと思っていました。
じゃあ実際はどうだったかというと。
確かに市場自体は小さいです。そりゃ人口少ないですから。
でも、ニーズはしっかりありました。
というのも、
貧困、離婚率上昇、核家族や片親家族の増加、
不登校や引きこもり児童の増加、
といった、メンタルヘルスの問題の温床になりそうな社会的課題は、
田舎であろうとあったんです。
そのため、NPOとしてそういった問題にとりくんでいる組織もありましたし。
行政もそこに資金を使おうとしている動きが目に見えました。
日本全体の問題は、
都会だろうと田舎だろうと同じ、ということですね。
③給料が安過ぎるのではないか!?
生活が立ち行かなくなるほど給料が低いとなると、
さすがに困ります。
今から8年前は、日本全体でこれほど副業が奨励されていたわけでもなく。
ぼく自身もそんなことはあまり考えていませんでした。
将来的にいくつかの仕事を並行してやりたいな、とは思っていましたが。
実際に、給料は大卒初任給時よりは下がりました。
ですが、
そもそも生活費が安いんですよ、田舎は。
家賃も安い。食費も安い。
さらには、
買い物をするための店も少ないので、出費が抑えられる。
その上、
地域の人たちから食材をお裾分けしてもらえる。
飲み会があれば、食事代はかかりません。
地域のお偉いさんが払ってくれるので。
なので、結局は貯金ができていました。
海外旅行にはいきませんでしたが、
当日つきあっていた彼女が住む沖縄には、
2回くらい旅行にいってましたね。
そのうえで貯金ができるくらいの余裕はありましたよ。
他に、田舎に移住したいみなさんが思う心配は何があるでしょうか?
ぼくに答えられることなら答えたいなぁ。
もしくは、その移住先の人たちに聞いてみるといいですよ、事前に。