カウンセラーいーちんのブログ

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ぼくの「うつ病」体験談③(治し方とその後の経過)

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こんにちは、いーちんです。

 

かれこれ14年前に「うつ病」になったときの経験談を、

3回にわけてご紹介しています。

1、2回目の記事はこちら↓

ぼくの「うつ病」体験談①(原因) - ぼくは恋愛でここまで大きくなりました

ぼくの「うつ病」体験談②(症状) - ぼくは恋愛でここまで大きくなりました

 

今回が最後で、

実際の対処法とその後の経過についてです。

 

  • 学生相談室にかけこむ
  • 通院開始
  • やるべきことをひとつひとつやった
  • その後の経過

 

 

学生相談室にかけこむ

毎日大学に通っていたぼくは、

どこで知ったのか、

大学に設置されていた学生相談室に行ってみることにしました。

心理カウンセラーが常駐している場所です。

 

大学生は概してメンタルを害しがちなので、

今ではほぼすべての大学に設置されています。

駆け込み寺のようなものです。

 

というわけで、ぼくも駆け込んだわけです。

 

事前に予約を入れて、

週に一度通っていました。

 

一度だけ、ほんとうに駆け込んだときがありました。

 

授業中に窓を見ていたら、

そこから飛び降りようかと思ったんですね。

 

でも、できなかったんです。

それで自分をまた責めるわけです。

すると、涙が出てきて苦しくなってくるんですね。

 

で、泣きながら学生相談室にいきました。

そのときは偶然クライアントが誰もいず、

カウンセラーさんに話を聞いてもらえました。

 

不思議ですね、話を聞いてもらうと、

それだけでなんとか立ち直って家に帰れたわけなんで。

 

学生相談室には卒業までの間、

約2年間お世話になりました。

 

あ、そうそう。

ただ、学生相談室にいくまでが、

ぼくの場合は長かったんです。

発症してから1年後くらいでした。

 

1年経った時期に、

家で母に涙ながらに「死にたい」ということを

話していたことがあって。

 

そのときに母に、

「いーちんに死にたいって言われてて、

お母さんもなにもできなくてしんどいから。

その学生相談室っていうところに行ってみたら」

と言われて。行ってみることにしたんです。

 

学生相談室の存在を知っていただけでも

まだよかったんだと思います

 

もしぼくが知らなかったら、

家族もどうしていいかわからなかったことでしょう。

 

まぁ、家族も一緒に情報収集するくらいが

理想だとは思いますが。

 

 

通院開始

学生相談室に行くと、

すぐにキャンパス内にある保健センターに行くように言われました。

そこで「うつ病」について、

医学的な診断をするとのことでした。

 

行ってみると、病院に行くように勧められて。

大学の近くにある心療内科にも通うようになりました。

 

心療内科の先生は男性でしたね。

そのとき、ぼくの診断名が「抑うつ症」となにかの用紙に

書かれていたのを見ました。よく覚えています。

 

そして、抗うつ剤と抗不安薬を処方されました。

 

最初の頃は一日三回一錠ずつ服用、ぐらいのペースでしたが。

それを少しずつ減らしていく、というのが

ぼくの場合の対処法でした。

 

実際薬を服用するようになると、

テンションがすごく上がりました。

それに、不安も感じず、

それまでまったく枯渇していた気力や行動力が、

みなぎってくる感覚でした。

 

たぶん、端からみたら、

「いーちん変わったなぁ」とか思われてたかもしれませんね。

 

なので、

薬に依存しまくるようでなければ、

もし「うつ病」になった場合には、

早めに薬を飲むことが大事だと、ぼくは思っています。

これも学生相談室と同じ、駆け込み寺のようなものです。

藁にもすがりたいときの、その藁のようなもの。

 

 

やるべきことをひとつひとつやった

気力も行動力も出たので、

とにかく目標を持って、そのために必要なことをしよう、

ということに、カウンセラーさんと話して決めました。

 

当時のぼくの目標は、

半年休学して、海外にバックパッカーしにいくことだったので。

スケジュール管理をして、貯金計画を立てて、

アルバイトをすることでした。

 

ほんと、受験以来でしたね、

あんなにちゃんと計画を立てて、

しっかりと実行して準備ができたのは。

 

おそらく、薬の力を借りながらも、

そういう成功体験を積み重ねていくことで、

今一度自信を取り戻していっていたんだと思います。

 

 

その後の経過

その後、大学を卒業して一般企業に就職しました。

そのときには、薬の服用はほぼなくても、

生活を送れるくらいにはなっていました。

 

まぁ、恋愛でゴタゴタがあったり、

仕事で大きなストレスを抱えてしまったり、

といったときは、時折抗うつ剤や抗不安薬に頼ることはありましたが。

今現在は薬は持っていませんし、服用もしていません。

 

振り返ると、

おそらくぼくの場合は、

目標を見失うと、立ち止まってしまって、

なにも手に着かなくなって、不安感が襲ってきたり、

周囲の目が気になってしまったり、

といった負の現象が起きてしまう気がします。

 

サメのように、マグロのように、

走りつづけているほうが、ぼくにとっては

やりやすいのかもな。

 

 

「うつ病」の経験は、

ぼくにとって、悪いことばかりではなく、

いろんな気づきを与えてくれました。

それに、目には見えない財産になってくれたと、

今では思っています。

 

またそれについては、別記事で書きますね。