カウンセラーいーちんのブログ

恋愛体験談、家族、コミュニケーション、毒親、アダルトチルドレン、うつ…etc.

ぼくの「うつ病」体験談②(症状)

こんにちは、いーちんです。

 

ぼくの「うつ病」の体験談を、

3回にわけて紹介中です。

前回は原因についてお話しました。

ぼくの「うつ病」体験談①(原因) - ぼくは恋愛でここまで大きくなりました

 

今回は、症状についてです。

実際どんな様子だったのか。

 

  • 過去を否定する
  • 何もやる気が起きない
  • すべてをイチから確認しなおす
  • 簡単に泣く
  • もちろん、死にたい

 

過去を否定する

ある日を境に、ネガティブ思考に陥ったんですが。

気づいたら、自分の約20年間の過去を否定していました。

 

違う言い方をすると、

 

こんなふうに、現在の自分はダメで、

それは過去のすべてが間違っていたからだ、

 

と頭の中でぐるぐる考えまくってました。

 

小学校のときに習っていた剣道は、

好きじゃなかったからすぐにでもやめるべきだった、とか。

 

小学校のときの塾は、途中から行きたくなくなったのに、

無理して行っていた自分の選択は間違っていた、とか。

 

中学・高校は、

通いたくもない進学校の男子校に通ったために、

正直な自分を押し殺してしまった6年間だった、とか。

 

ほんとうは勉強なんかよりも、

遊んだり、好きなことだった絵を描くことに時間を費やすべきだった、とか。

 

…ほんと、後悔ばかりですね。汗

 

つまりは、過去を否定し、

現在の自分の存在すらも否定していたのでしょう。

 

 

何もやる気が起きない

そんな過去に囚われていると、

もちろん未来のことは考えられません

 

しかもネガティブな思考なので、

エネルギーも枯渇していたんだと思います。

 

なので、なにもやる気が起きません。

気力がない、という感じかな。

 

けど、なぜか大学には通ってたんですよね。

なんとか通学して授業を受けて、

少ないながらに単位も取得してました。

今思うと、がんばっていたなぁと思います。

まぁ、根がマジメだったからかな。

 

 

すべてをイチから確認しなおす

過去を否定したので、

つまりぼくはゼロになった感覚でした。

 

この世に生を受けて誕生したその日から、

当たり前と思っていたことすべてを否定したので。

 

それを全部もう一度確認しないといけなかったんです、たぶん。

 

例えば、

なんで息をしないといけないのか?と思えば、

息を止めてみたり。

んで、やっぱり止められないので、

「息をすることは必要だ」と学び直す。

 

なんで動かないといけないのか?と思えば、

なにもせずにじっと床に突っ伏してみる。

んで、やっぱり動いてしまうので、

「じっとしているのは無理なんだ」と学び直す。

 

という具合に、

0歳の子どもからやり直したのだと思います。

 

逆に言えば、

自分の感覚以外のものは信じられなくなっていたんだと思いますね。

それだけ、孤独感も強かったのだろうなぁ。

 

 

簡単に泣く

大学ではサークルにも所属していたので、

部室に入り浸ったりもしてました。

 

すると、当然先輩・同級生・後輩と会うんですが。

 

ふつうにおしゃべりをしていると、

ぼくは自然とネガティブな言動になっていくので。

 

例えば、

 

「何をやってもうまくいかない」

 

と言うと、

それを聞いた後輩や同級生は、

 

「やってみなきゃわからないよねー」

 

とか言われるので。

すると、ぼくは自分で自分に、

 

「やってみなきゃわからないと思えないぼくはダメな人間だ…」

 

と頭の中で反芻して、

帰りの電車のなかで泣きながら外を見て帰り、

気づくとビルの11階に登って、

飛び降りることを考えていたんです。

 

今思うと、あまりにも簡単に自分を卑下しすぎてますね。汗

 

それと、

夏休みは家に引きこもって、

昼間やってた再放送のテレビドラマ、

「世界の中心で愛を叫ぶ」を見て、

泣きじゃくってました。苦笑

 

その当時、はじめてできた彼女がいたので、

その人のことを考えながら見ると、涙出てきたんですよね。

 

いやー、理性というものがなかったのだろうか。。

 

ぼくは、うつ病になったことで、

前頭葉が一部壊れたと思っていましたが。

※前頭葉は、人間の理性を司る脳の一部

 

ほんと、当時はほとんど機能していなかったのかもしれません。

 

 

もちろん死にたい

先ほども触れましたが、

ぼくは当時死にたくなると、決まっていく場所がありました。

 

それは、家の近所にあるマンションで、

たしか12階建てだったと思います。

 

で、外側の螺旋階段で11階までいけるので、

むき出しの踊り場の柵をまたぐと、

その下にはもうなにもない、

手を離したら地面に落ちていってしまうような場所でした。

 

何度かそこにいっては、

死ぬことができずに、自分がまだ生きていたいことを確認してから、

家に帰っていました。

 

はじめてできた彼女にふられたとき、23歳のときも、

通院して服薬もしていましたが、

あまりにもショックで。

 

自殺しようと考えて、そのビルの11階に登って、

フェンスの向こう側にいきました。

 

そのとき手を離していたら、

今ぼくはここでブログの記事を書いてはいなかったでしょう。

 

…というくらい、

簡単に死にたくなってたんですよねー。

 

 

 

今思い出すと、ほんと頭大丈夫…じゃないですね。

壊れちゃってたんだなぁと思います。

 

それにしては、今はまともになったなぁ、とも。