カウンセラーいーちんのブログ

恋愛体験談、家族、コミュニケーション、毒親、アダルトチルドレン、うつ…etc.

ぼくの「うつ病」体験談①(原因)

こんにちは、いーちんです。

 

ぼくは、かれこれ14年ほど前、

大学2年生の21歳の春、

世の中で言うとこの「うつ病」になりました。

 

病院では、「抑うつ症」と診断されましたが。

実際抗うつ剤も服用していましたから。

「うつ病」と言って間違いはないと思います。

 

今は特に薬を飲むこともなく、生活を送っています。

完治したかはわかりません。完治の定義もわからないので。

 

3回に分けて、ぼくのうつ病経験談を紹介します。

まずは、原因を含む背景事情から。

 

  • 大きな原因は、極度のストレス
  • 広い世界に対応できなかった
  • 対処法を知らなかった

 

 

大きな原因は、極度のストレス

当時は、ストレスがかかる出来事がいくつか重なった時期でした。

具体的には、

当時好きだった彼女にふられたこと、

アルバイトで予定外の業務を急にふられることが多かったこと、

はじめての海外旅行で、カルチャーショックを受けたこと、

の3つが思い当たります。

 

好きだった女性にふられて、

自尊心の低かったぼくは、自分を責めすぎてしまいました

この件については、以前ブログでも書いています。

恋愛ストレスがウツの引き金(Oさん⑤) - ぼくは恋愛でここまで大きくなりました

 

アルバイトは、塾講師をしていました。

けっこう大手の個別指導塾で、テレビの取材なんかもきてましたね。

海外旅行資金を貯めるために、大学の帰りに数時間やってましたが。

けっこうハードだったうえに、

ぼく自身がんばりすぎてしまったために、ストレスが溜まっていたように思います。

 

基本断れないタチなので。汗

スケジュール管理担当の社員さんに、

無理な予定を押し付けられたりしてもしていました。

何度かキレたこと、ありましたからw

 

海外旅行は、

はじめての一人旅だったこともあって、

けっこう精神的負荷がかかっていたのかもしれません。

不安があったはずなのに、いろいろ危なっかしいことをしてました。

もちろん、現地の空港に到着するまでガイドブックは読んでませんでしたw

 

しかも、バンコクのゴーゴーバーで

カルチャーショックを受けてしまったので。苦笑

こちらも以前の記事で書いてますので、よかったら読んでみてください。

恋愛経験あまりない人はゴーゴーバーで恋に落ちてしまう(Sさん①) - ぼくは恋愛でここまで大きくなりました

 

というわけで、

直接的な原因は、好きな女性にふられたことでしたが。

なにか張りつめていたものがプツンと切れてしまったのだと思います。

 

 

広い世界に対応できなかった

その「プツンと切れてしまった」のは、

それまでの世界が非常に狭かった、というのも、

背景にあったように思います。

 

大学に入るまでは、

小学校、中学校、高校と、

毎日お利口に通学して、部活などして家に帰る、

いわば、サラリーマンのような学生生活を送ってましたから。

 

ほんとにマジメな子どもだったと思いますよ。

勉強もマジメにやってましたしね。

親に「数学と英語はちゃんと勉強しなさい」と言われれば、

毎日予習と復習を、この教科については欠かさずやってましたし。

 

アルバイトとかしてなかったなぁ。

高校のときに、帰宅部の同級生が校則違反してバイトして、

自分でお金稼いで他校の女子とつきあったりしてるのを、

端で見てました。

自分とは無縁だと思ってましたが、

狭い世界を広げるには打ってつけの方法だったと、今も後悔してます。

 

というか、そもそもバイトしようとか、

他校の生徒と交流しようなんていう広い視野を持ちあわせていなかったんですよね。

今思うと、すげー愚かだと思います。

 

つまりは、自分で自分のやりたいことを実現する能力が乏しかったんだと。

世界を広げよう、チャレンジしよう、ほしいものを手に入れよう、

とか、なんというか、思考停止してそんなふうに思えなかったんですよね。

 

その一方で、

小学生のときに優等生でオールマイティーだったこともあって、

プライドも高かったかな。

完璧主義な性格もあって、自分で自分を追い込んでいたかもしれません。

そんな全部できるはずないのにねー。

 

大学受験で一度全敗して浪人していた、という挫折は味わっていたものの。

失敗に対して免疫もなかったでしょうね。

 

広い世界の、変化の激しさに、

うまく対応できていなかったのでしょう。

 

あまり自己主張するのも得意じゃありませんでしたし。

断ることも苦手でした。

 

まぁ、今もそういうところはあまり変わっていませんが。

自分に負荷をかけすぎないようにはできていると思います。

 

 

対処法を知らなかった

過度のストレスがかかったときの対処法を、

ぼく自身知らなかったんだと思います。

 

自分を責めすぎない、

逃げてもいい、

世の中に正解なんてない、

人はみなそれぞれの人生を歩んでいる、

といった、ある種逃げ場となる思考や価値観を持っていなかったんだろうな、と。

 

それに、

人は休むことが必要ですよね、やっぱり。

理由なんてなんだっていいんです。

とにかくしんどかったら休む。

なにもしない、リラックスする、動いて怒りを解放する、

そういったことでバランスをとらないといけません。

 

さらに、

うつ病のような状況になったときも、

すぐに病院にいく、カウンセリングを受ける、

といった行動ができませんでした。

それも無知だったことが原因です。

 

やっぱり対処は早いほうがいい。

 

 

というわけで、

ぼくはうつ病になったのでした。