カウンセラーいーちんのブログ

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親は子どもにとって「神様」です―目黒区5歳児女児虐待死事件

こんにちは、いーちんです。

 

今日ニュースでこんな記事を見ました。

 

東京・目黒区で、5歳の女の子が虐待死し両親が逮捕された事件で、母親が逮捕前、「見て見ぬふりをした」などと話していたことがわかった。

船戸雄大容疑者(33)と妻の優里容疑者(25)は、2018年1月下旬から3月にかけて、娘の結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)に繰り返し暴行したほか、十分な食事を与えないなどして死亡させた疑いが持たれている。

優里容疑者は、逮捕前の取り調べで、自分の連れ子の結愛ちゃんに対する虐待について、「自分の立場が危うくなるのを恐れ、夫に従い見て見ぬふりをした」と話していた。

…(中略)…

また、自宅アパートからは、結愛ちゃんが「きょうよりもっとできるようにするからもうおねがいゆるしてください」などと書き残したノートが見つかっていて、警視庁は、虐待の実態をくわしく調べている。

 

ぼくは、児童虐待のニュースを見るのが

とてもツライです。

 

こういう記事を読むと、

自然と目を背けたくなるような、

顔を歪めてしまうような、

嫌悪感のようなものが走ります。

 

一方で、虐待された子どもが本当に哀れで。

心苦しいです。

 

というのも、

子どもは何も知らないからです。

 

5歳児が、

他の家ではどのように

家族がふれあっているのか、

知っているでしょうか。

 

自分がそのとき受けている親からの扱いが、

間違っているのかそうでないのか、

5歳の子どもにわかるでしょうか。

 

 

子どもの世界はとても狭いです。

 

5歳であれば、

ひとりで外出することはできません。

 

幼稚園や保育園にいくのも、

親に手を引かれていきます。

 

知っている人は、

家族と親戚と、

幼稚園や保育園の友だちと先生、

近所の大人や幼なじみ、くらいでしょうか。

 

 

そんな狭い世界に生きる子どもたちが、

一番信頼し、頼れる存在、それが親です。

 

言うなれば、

親は子どもにとって「神様」です。

自分がどうするべきかの道しるべを示す存在であり、

それを信じて、それに従います。

 

なにかできないことがあれば、

親に相談したりお願いします。

 

外で転んで怪我をすれば、

泣きながら親のところにいきます。

 

友だちとケンカをして

泣きながら帰ってくれば、

親になぐさめてもらえます。

 

ほしいものがあれば、

親におねだりをして買ってもらいます。

 

財力も腕力も知識もない子どもたちにとって、

親は自分を守ってくれる存在です。

子どもは親から安心をもらって育ちます。

 

 

ところが。

 

虐待をされている子どもたちはどうなのでしょう。

 

安心できる場所がまさかあるわけがありません。

 

自分たちを守ってくれる、

信じきっている「神様」から、

暴力をふられたら、

いったい誰を信じたらいいのでしょう。

 

痛くてつらいとき、

お腹が空ききってつらいとき、

いったい誰に頼ったらいいのでしょう。

 

ひとりで苦しみに耐えるしか、

方法がなかったら。

そのときのその子の気持ちは、

いったいどれほどつらいものなのでしょう。

 

この孤独感は、

大人が感じる孤独感の比ではないかもしれません。

 

 

 

この世から虐待がなくなってほしいと、

切に思います。

 

そのために、

ぼくにはいったい何ができるのだろうか。。

 

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