カウンセラーいーちんのブログ

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我慢は「美徳」じゃなくて「問題」です

こんにちは、いーちんです。

 

今日友人にある質問をされました。

「日本を愛していますか?」

それに対してぼくは

「愛国心はあるけど、日本の文化や慣習は嫌い」

と答えました。

 

その「日本の文化や慣習」のなかでも、

とりわけ嫌いなのが、

「我慢は美徳である」という考え方です。

 

  • 我慢がなぜ美徳なのか!?
  • 我慢は「問題」です
  • 中国人は我慢しない

 

我慢がなぜ美徳なのか!?

そもそも、なんで我慢が美徳なんですか??

我慢しているといいことあるんですか??

誰かに褒められるんですか??

 

例えば、

会社で働いていて、仕事量が多過ぎて、

朝9時半に出社して、

残業毎日3時間くらいして、

夜21時半に退社して、

家に帰ったら疲れて寝ちゃって、

朝起きたらまた出社して…

の繰り返しを我慢してつづけていたら、

誰かに褒められたり、いつかいいことがあるんですか?

 

例えば、

会社の同僚にいじめられて、

嫌な気分になって、

やり返しもしないで我慢していたら、

いつの日か上司に呼び出されて、

「よく我慢した!キミは偉い!昇進させよう!」

なんてご褒美をもらえたりするんですか?

 

我慢なんてしてもほぼいいことはないと思います。

 

仮にあるとしたら、

苦しみを耐えている姿を見た他人が、

 

「あなたは我慢してて、かわいそうだね、

悪いのはあなたを我慢させているまわりの人や環境だよ」

 

と、哀れみを抱いてもらえたり、

少なくとも責任追及をされなかったり、

守ってもらえたりする、ということでしょう。

 

けど、それって、

いいことだとはまったく思いませんけど。

 

美徳というからには、

さぞや美しい人間の姿みたいなものかと思いましたが、

そんなことは微塵もありません。

 

ただ、かわいそうな人間、というだけですよ。

 

 

我慢は「問題」です

我慢をしている状態、というのは、

何かしらの問題を抱えている状態だ、ということです。

 

ですから、

自分が我慢している、と思ったら、

それはどこかに、状況をよくするきっかけとなる

問題が潜んでいる、と考えるべきです。

 

例えば、

さっき書いた仕事が忙し過ぎる話でいえば、

「プライベートの時間が少な過ぎる」

というのが問題のひとつですね。

同僚にいじめられているという話でいえば、

「気持ちよく仕事ができていない」

というのが問題のひとつかな。

 

じゃあ、それをどのようにして、

どういう理想の状態にしていけば、

より心地よく生活が送れるのか、

と考えるきっかけを、

我慢は警笛を鳴らして、ぼくらに教えてくれているんです。

 

 

中国人は我慢しない

この点において、

中国人はとっても優れています。

 

彼らはほんとうに我慢しないんですよ。

 

勤め先が嫌だと思えば、すぐ転職します。

理由なんておかまいなし。

 

住んでいる部屋が嫌だと思えば、

すぐ引っ越します。

 

店のサービスがよくなければ、

すぐにクレームを伝えます。

 

見ていて、

なんだかとっても気持ちがいいくらいです。

 

以前ぼくは、部屋選びに失敗して、

廃墟みたいな部屋に住んだことがあるんですが。

そのときに中国人の友人に言われたのが、

 

「あなたは子どものように、我慢する必要はない」

 

そうなんですよ。

子どもは自己実現能力が低く、

自立もしていないので、親に頼るしかない。

けど、ぼくはもう大人なんですからね。

 

自分が我慢しているなら、

自分自身で能動的に、

嫌なことが何なのか明確にして、

何ならいいのかも明確にして、

なるはやで行動して、

少しでも心地よい生活環境にできるように、

時間や労力を使うべきなんです。

 

 

というわけで、

我慢なんてしてる暇があったら、

さっさと問題を発見して、それを解決して、

少しでも幸せになりましょう。