カウンセラーいーちんのブログ

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「事実は変えられないが、真実は変えられる」と思うエピソードありますか?

こんにちは、いーちんです。

 

最近「自己肯定感」に関する本を読んでいます。

 

あなたが過去に、

トラウマとなるような傷つく言葉をかけられた人は、

誰ですか??

 

自分の気持ちを認めることが、

自己肯定感を高めるために必要なことなんですが。

 

そのために、

過去に出会った上記のような人たちに対する、

自分の気持ちも認める必要があります。

 

 

例えばぼくの場合

例えば、

ぼくであれば、父親です。

 

うちの父は、

ぼくをまるで子分のように扱っていました。

自分に楯突くようなことはさせず、自己主張もさせず、

ゲームやスポーツで子どもに勝たせることもせず。

つまり、父は自分の地位やプライドを守るために、

いつも自分よりダメな人間として、

ぼくを位置づけていました。

 

ぼくは、そんな意味で、

父のことを恨んでいました。

少なくとも父は、ぼくの気持ちを尊重してくれていたように

感じていなかったからです。

 

理解し、ゆるす

ただし、

この憎しみや恨みというネガティブな感情を持ったままでは、

ぼくは前向きになれません。

足かせをつけているような感覚です。

 

では、どうするのか。

それは、父をゆるすこと、です。

もう少し具体的に言うと、

その当時の父の気持ち、

どんな気持ちでぼくを子分のように扱っていたのか、

理解する、ということです。

 

今だからわかります。ぼくも大人ですから。

父はきっと自分に自信がなかったんだと思います。

自分はダメだと思っていた。

けど、仕事も社会活動も、

いまいちうまくいっていなかった。

 

けど、ひとりの人間としてのプライドはあります。

それを保ちたかったんじゃないかと。

それに、男性ですし、

一家の主としてのプライドや権威もあったかもしれません。

それを守るために、

実はぼくだけじゃなく、

母や姉のことも、バカだとかダメだとか言っていたんじゃないか、と。

 

つまり、彼は彼なりに苦しんでいたんじゃないかと、

思うんです。

 

 

学びを得る

相手を理解し、ゆるすことができたら、

最後は、その相手から学びを得ることで、

完了です。

 

ぼくの場合ですと、

父は父なりにたいへんだったんだなぁと。

 

なぜたいへんだったのかと言えば、

自分自身がダメだ、うまくいっていない、

というシチュエーションで、

自分自身に目を向けられなかったことが問題だったんじゃないかと、

そう思うんです。

 

ダメなのはまわりの人間でなく、自分自身。

それを受け入れられなかったんじゃないか、と。

 

けど、社会的にダメだったり、

仕事ができなくてダメだとしても、

人間の尊厳は保たれます。

もちろん、

家族であるぼくや母、姉は、

父のことを嫌いになるかといえば、

きっとそんなことはなかったんじゃないでしょうか。

 

自分の社会的な地位や評価が低いと

一度認めることは、とても難しいですが。

けど、そこから地に足をつけて、

現実を見ることが、スタート地点なのかな、と。

 

そんな学びを父の存在から得ることができました。

 

だから、

今ぼくは父に言えます。

 

父との関係から、学ぶことができました、

ありがとう、と。

この場合はいわゆる反面教師ですね。

 

ふぅ、これで、

前向きになれますね。

 

父との出会いが、それでよかったんだと思えます。

自分の人生もこれでいいと思えます。

 

「事実は変えられないが、真実は変えられる」

というのはこういうことです。

 

父のぼくに対するふるまいは変わりませんが、

それに対するぼくの解釈は変えられます。

 

 

 

…ということを、

これまで出会った、ぼくにトラウマを与えた人に対して

やっていくと、自己肯定感を得る準備ができます。

 

実際、少し心も軽くなるので、

みなさんも試してみてください。

 

以下、参考図書です。

敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法